韓流スター、チャン・グンソク(24)主演の韓国映画「きみはペット」(キム・ビョンゴン監督)が来年1月に日本で公開されることが28日、決まった。同日、ソウル市内でクランクアップを迎えたグンちゃんとW主演のキム・ハヌル(33)のツーショット写真をサンケイスポーツが独占入手。さらに、東日本大震災の余波で日本ロケを断念した2人から「この作品から元気と勇気を届けられれば」とメッセージが届いた。
「活気にあふれる撮影現場だったので、忘れることができない」
この日、ソウル市内でラストシーンを撮り終えたグンソクは、充足感でいっぱい。主演のハヌルと満面の笑顔で記念写真に収まった。
同作は恋愛に不器用なキャリアウーマンと、彼女の“ペット”になった年下の青年のラブストーリー。当初5月に日本ロケで撮入予定で、3月3日に茨城空港で製作発表を行った。当時、グンソクは「納豆が有名だと聞いたので、食べて帰りたい」と語り、国営ひたち海浜公園などでの撮影を心待ちにしていた。
だが、その8日後に震災が発生。グンソクは義援金1000万円と応援メッセージ入りの毛布5000枚を用意するなど、復興支援をしながらギリギリまで日本ロケを望んだが、被害の甚大さを考慮し断念。全撮影を5月から韓国で行った。
28日、グンソクはハヌルとプロデューサーのイ・ソンフン氏と連名でコメントを寄せ、「当初準備していた日本での撮影を実現できず、大変残念に思っています」と日本のファンに陳謝。続けて「撮影中、日本の皆さんとスクリーンを通してお会いし、この作品から元気と勇気を届けられればと思い精一杯演じてきました」と胸中を綴った。
この日、韓国の公開が11月、日本が来年1月に決まり、さらに2人の再来日も決定。グンソクは「男性的な一面はもちろん、かわいい魅力も併せ持った姿をたくさん見せたい」、ハヌルも「誰もが一度はこんなペットを持ってみたいと思える映画になりました」と完成度の高さに自信を見せている。復興を願う気持ちがこもった作品が、日本を明るくしてくれそうだ。
記事元:サンケイスポーツ

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